S2レート2100達成「カエンジシ入りツボツルギ軸」
初めまして!
シーズン2の途中ですが、使っている3DSが故障したので一足先にシーズン2を終了して構築を紹介しようと思います。
最高レートは2104、あっさり100近くレートを溶かして現在レートは2000ぐらいです。
【 コンセプト】
まずこの構築は「ツボツボで起点を作ってカミツルギのビーストブーストを使って3タテする!」というコンセプトから始まりました。
そしてカミツルギが出せない場合のエースとしてフェローチェを採用。
ねばねばネットを踏んでいないポケモンを流す役割や、エースの圏内まで削る役割としてボーマンダ、ギルガルドを採用。
最後に重い並びを崩すための補完枠としてカエンジシが入った形です。
【PT紹介】
@レッドカード
@アクZ
リーフブレード 辻斬り 聖なる剣 剣の舞
@カクトウZ
気合玉 虫のさざめき 冷凍ビーム 目覚めるパワー(地)
@クサZ
火炎放射 ソーラービーム 目覚めるパワー(氷) ニトロチャージ
@ボーマンダナイト
捨て身タックル 空元気 竜の舞 羽休め
@気合いの襷
【個体紹介】
・ツボツボ@レッドカード
特性…頑丈
性格…慎重
実数値…127-30-260-×-300-25
努力値…H252 B76 D180
技構成…ねばねばネット ステルスロック アンコール 岩石封じ
コンセプトのねばねばネット+ステルスロックを使える唯一のポケモンという事で採用。
調整意図は「陽気メガギャラドスの1舞滝登り」を最高乱数以外耐えまでBを伸ばして残りD振り。
型破りで貫かれると頑丈レッドカードが機能しないのでこの調整にしました。
技構成はテンプレなので言う事がないです。
ねばねばネットによってスカーフテテフやコケコ、ゲッコウガ、バシャーモの足を奪います。
選出率は多分100%で1位。
・カミツルギ@アクZ
特性…ビーストブースト
性格…陽気
実数値…137-233-152-×-54-171
努力値…H20 A252 B4 D20 S212
技構成…リーフブレード 辻斬り 聖なる剣 剣の舞
第1のエース。
ねばねばネット下での縛り範囲が非常に広いです。
Sは最速ウツロイド抜きで使っていましたが、メガサメハダー意識で最速の方が良いと感じました。
スマートホーンに関しては、リーフブレードで十分な場面が多いので採用しませんでした。
カプ・ブルルに打点がありませんがそもそも出て来ないので問題ありませんでした。
また、ナットレイ、エアームド、グライオンなどで止まらないように剣の舞を採用しています。
全抜き構築で重くなりがちなミミッキュのゴーストZ+影打ちを確定耐えするのもこのポケモンの良かった点です。
ここで、このポケモンの縛り範囲の広さが分かりやすいようにA1段階上昇後のダメージ計算をいくつか載せておきます。
・H252メガリザードンX…Z技 76.2~89.7%
・HB特化クレセリア…Z技 85.4~101.3%
・H252ヒードラン…聖なる剣 94.9~112.1%
・無振りバシャーモ…聖なる剣 84.5~100%
このように、ステルスロック込みだとクレセリアや、タイプ的に不利な炎タイプでも止まりません。
ガブリアスは不利な乱数なのでステルスロックを2回入れるか他のポケモンで削るように立ち回りました。
止められるポケモンは主に「ボーマンダ」「テッカグヤ」「フシギバナ」「特殊ルカリオ」です。
テッカグヤやフシギバナであればステロや役割集中で削り切る事が可能ですが、ボーマンダには止められる上に起点にされるとケアが効かない構築なのでボーマンダ入りには出さないようにしていました。
構築のコンセプト上、サザンドラやゲッコウガのスカーフ持ちも苦手ですが、逆にこれら以外では止められないと言うとツボツボ+カミツルギの強力さが伝わるのではないでしょうか。
選出率は2位。
・フェローチェ@カクトウZ
特性…ビーストブースト
性格…控えめ
実数値…146-×-60-207-57-201
努力値…B20 C252 S236
技構成…気合玉 虫のさざめき 冷凍ビーム 目覚めるパワー(地面)
カミツルギが選出できない時、主にボーマンダ入りに選出する第2のエース。
こちらも十分広い縛り範囲です。
Cは特化し、Sを最速130族抜きまで振って、残りは先制技の乱数意識でBに振りました。
ねばねばネット下で準速砂かきドリュウズを抜けるので流行のバンドリマンダに強いです。
当然ですが気合玉は基本的に外れる物だと思ってなるべく打たないように立ち回りました。
めざパはカプ・コケコやヒードランに打てる地面が一番強いと思います。
同様にC1段階上昇後のダメージ計算をいくつか載せておきます。
・H4ギャラドス…Z技 80.7~94.7%
・HD特化テッカグヤ…Z技 97~114.7%
・図太いBDラッキー…Z技 87.3~103.3%
・無振りカプ・テテフ…虫のさざめき 80.6~95.1%
・無振りメガリザードンY…冷凍ビーム 50.9~60.1%
・無振りドリュウズ…目覚めるパワー 89.7~105.9%
特にZ技の火力が凄まじく、ステロ込みでほとんどのポケモンが吹き飛びます。
止められるポケモンは主に「ギルガルド」「ドヒドイデ」「フシギバナ」「ミミッキュ」「カプ・レヒレ」です。
なので、そこに強めに出られるカエンジシとの相性が良好でした。
選出率は4位。
・カエンジシ@クサZ
特性…緊張感
性格…控えめ
実数値…161-66-92-177-87-158
努力値…C252 D4 S252
技構成…火炎放射 ソーラービーム 目覚めるパワー(氷) ニトロチャージ
エースの苦手な並びに強く出られる補完枠です。
性格は控えめにする事でH252レヒレを草Zで75%で落とせます。
準速までSを振る事で最速ランド抜きとなります。
このポケモンは、「マンダ+レヒレ」「マンダ+ミミッキュ」「マンダ+ガルド」「カグヤ+ミミッキュ」など、両エースどちらも一貫が取れない並びを崩すための補完枠として採用しました。
ミミッキュを起点にニトロチャージを積んで裏のボーマンダを落としたり、レヒレをクサZで落としてフェローチェの一貫を取るなどの働きをしてくれました。
しかしこの型だとそれほどミミッキュに強くないので、過信はできませんでした。
また、挑発持ちのレヒレは初手で出てきやすいので、どうしてもツボツボとレヒレを対面させたくないと時は初手でカエンジシを出す事もありました。
選出率は5位。
特性…威嚇→スカイスキン
性格…慎重
実数値…191-160-101-×-145-127(メガ前)
191-170-151-×-156-147(メガ後)
努力値…H160 A36 B4 D252 S52
技構成…捨て身タックル 空元気 竜の舞 羽休め
エースで起点に出来ないポケモンの流し要員その1。
Sは最速ギャラドス抜き。
使い慣れてるメガ枠、且つここまでで重いフシギバナに強いという事で採用しました。
また、主な役割が加速されたバシャーモを止める事だったのでめざ氷を耐えられるように慎重マンダを採用しました。
カミツルギやフェローチェの全抜きが狙えるPTに対しては、バシャーモを流しさえすればボーマンダの役割は終わりなので、後ろのエースの圏内まで削った後、わざと落とされるプレイングをしていました。
正直このポケモンで3タテする気はあまり無く、飛行技が2つも要らないので影分身でも入れようかと本気で考えたりもしました。
選出率は3位。
・ギルガルド@気合いの襷
特性…バトルスイッチ
性格…無邪気
実数値…135-86-170-95-153-114(シールド)
135-186-70-195-63-114(ブレード)
努力値…A124 C196 S188
技構成…シャドーボール 目覚めるパワー(氷) アイアンヘッド 影打ち
流し要員その2。
ツボツボの前で破られたパルシェンを流せるポケモンとして採用しました。
シャドボ+影打ちでバシャーモを流す役割も持たせたかったため、襷型での採用となりました。
こちらも、パルシェンやバシャーモを流して良きところで落とされるのが仕事でした。
パルシェン入り以外にはあまり出さないので選出率は6位。
この枠は再考の余地があると思います。
【重いポケモン】
・スカーフサザンドラ…絶対勝てないのでスカーフは考慮しませんでした。
・スカーフボルトロス…カミツルギが1発耐えられるが、それでも重いです。
・スカーフゲッコウガ…カミツルギではなくフェローチェをエースに採用すれば勝てますが、見せ合い時点では分からないのでそれも難しいです。
・化身ボルトロス…電磁波持ちは当然無理です。最メジャーの型が身代わり持ちなのでカミツルギのZ技を透かされて突破が困難になります。
・ジャローダ…ねばねばネットでSが上がって蛇睨みされます。とは言えネットを使わないとスカーフテテフやバシャーモに蹂躙されるので見せ合い画面で諦めるレベルでした。
【選出パターン】
基本的にこれしかないです。
相手のPTにバシャーモが居たら@1はボーマンダ、パルシェンが居たらギルガルド、カエンジシでサイクルを崩せば勝てるPTならカエンジシ、といった感じで選出を決めていました。
よくある勝ちパターンは、ツボツボで起点を作ってボーマンダで少し削ってカミツルギで3タテする展開でした。
また、カミツルギ・特殊フェローチェ・メガボーマンダという受けループキラーが並んでいるため、受けループにはとても強かったです。
シーズン終盤で受けループ側も対策が進んでいるかもしれませんが、一応この構築での受けループに対する勝率は100%でした。
【最後に】
この構築は起点さえ作ってしまえば相手の交代を許さないので、安定行動だけで勝てるところがここまでレートを上げられた要因だと思います。
ここまで良い事ばかり書いてきましたが、ツボツボがステルスロックを撒けなかった場合のケアが出来ていない構築なので、流し要員にステロ撒きの役割を持たせるなど、改良の必要があると感じました。
個人的には襷がむしゃらゴウカザルや、メガカイロスにステロを持たせるのも面白いかなーなんて思ってます。
ツボツボ+カミツルギフェローチェの並びは非常に強力なので補完枠を自由にアレンジして使ってみてください。
(カエンジシを使う人が増えてミミッキュが減ると嬉しいです^ ^)